凜 ― 心に響くいけばなを ―

池坊いけばなを学んでいます
お稽古の記録やお花、いけばなについて綴っています

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アネモネ

















今年度の支部花展も無事終了しました。

会期中は足元の悪い日があったにもかかわらず、たくさんの方が見にきてくださったようです。
支部に属するわたしとしては嬉しい限りです。

前回の記事に書いたように、今回は 550 年の記念花展を兼ねていることもあり、
これまでとは異なる会場づくり、体験コーナーやビデオ上映など、新しい試みも数多くみられました。
釣り花

















年長の先生方は、池坊に残る資料などを基に過去のいけばなを
再現するという試みに取り組んでいらっしゃいました。

資料が少ないうえ、室町、江戸...といった大昔のことなので正解を知る方もおらず、
花器も現代となっては入手が難しい...ないないづくしの手探り状態で奔走されたそうです。

いつもの作品よりも難しかったとのこと...、
ただ花瓶に一本だけ挿した、とても簡素に見える作品も、多くの努力が詰め込まれているのです。
投げ入れ




















さて、わたしの作品ですが、今年正教授のお免状を取得したいと考えているので、
小品(しょうひん)を生けた最後の機会となりそうです。

今回は、使いたい花材が決まっていましたので、
花のイメージに沿って花器を選定、そこからさらにイメージを膨らませて異質素材の選定を行いました。
仕上がった作品はこちら。
出瓶作品

















[自由花]
作成日: 2012/03/03-2012/03/05
花材名: アネモネ(ピンク), デルフィニウム(ピンク, スーパーグランブルー, スカイブルー), ソリダコ


先生からは「すべて自分の力で仕上げることができましたね。」とのお言葉。
わたしとしては、たくさんアドバイスを頂いたように感じているのですが...。

今回、紫のアネモネを使いたい!とスタートを切った作品ですが、
土壇場でピンク(赤紫色にも見えますね)に変更となりました。

異質素材を使って花器を仕上げ、紫のアネモネを当てたところ、作品全体が暗くなってしまったのです。
これは、花器に合わせて選んだ綾玉(きらきらした玉)が、予想以上に華やかだったためです。

しかも、事前に花材を注文していた花屋さんでは、
「アネモネのこの色は先週入荷がなく、今週入荷分もこの 1 本だけです。」とのこと。
別の花屋さんにも、欲しい色のアネモネだけがありません。

ストックがないので、2 日間持たなかったらどうしよう!と思ったのですが、
とてもいい子で 2 日間華やかさを保ってくれました。

そして今回、初めてピンク色という甘い色を使った作品となりました。
個人で作品を出すのは 6 回目ですが、実はピンク系の色を使ったことがなかったのです。

どちらかというと、キリッとした作品が好きなので敬遠していた色でしたが、
気に入った出来栄えとなったので、ピンク系の色に対する苦手意識がなくなりました。

以下の写真は展示の様子。
出瓶風景

















次回は、過去の作品を挙げながら、自由花を仕上げるプロセスについて書きたいと思います。
綾玉

















ご無沙汰してしまいました...、来週はもう支部花展です。
なんだか落ち着かない毎日を過ごしていますが、花展の準備は着々と進んでいます。

まずは花展のお知らせです。

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第 36 回 池坊豊橋支部 
いけばな池坊展「咲かそう 心に花を」

[ 会 場 ]
名豊ビル 5F イベントホール

[ 会 期 ]
2012/03/02(金) - 2012/03/05(月)
2日(金), 4 日(日) → 10:00 - 18:00
3日(土), 5 日(月) → 10:00 - 17:00  << 呈茶は全日 10:00 - 15:00 >>

※わたしは後期、4日(日)と5日(月)に出瓶します。

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今回の花展は池坊 550 年祭の期間中に開催される記念花展でもあります。

古くからいけばなの原型は存在したのですが、
歴史上の記録に初めて登場してから 550 年という、大きな節目の年です。

花展では、支部の先生方が過去のいけばなを再現するという企画もあります。
わたしの先生は元禄時代の担当とか。

このような昔のいけばなを実際に目にする機会はなかなかないと思いますので、
お時間のある方はぜひ足を運んでいただけたらと思います。

写真は今回の作品に使用する材料たち。
青年部より、可能であればテーマは「雅」が望ましいとの要望が。
わたしなりの「雅」を表現したいと思います。
桜
[ 生花正風体 ]
稽古日: 2012/01/19
花材名: 桜














先日、桜の生花(しょうか)のお稽古をしました。

池坊で桜というのは、いわゆる山桜のことをいい、
一般に広く知られるソメイヨシノなどの桜はあまり用いません。(自由花を除く。)
また、桜は花材の中でも格式高く扱われ、生花では決まった生け方もあります。

本来ならば松も少し用いるのが正式な生け方なのですが、入手が年々難しくなっているため、
省略して桜だけで生花正風体を生けました。

池坊では、花材を木物(きもの)、草物(くさもの)、通用物(つうようもの) の 3 つに
分けて考えており、桜は木物に該当します。
ちなみに通用物とは、木にも草にも分類できないとされるもの...竹、藤、牡丹などがあります。

木物は陰陽(日の当たる方向)を見極めたり、枝ぶりを選んだり、
また、折るようにして曲がりをつけたりするため、失敗後の修正がきかず、
その扱いが全般にわたって難しく、なかなか思い切って生ける勇気がでません。

ただ、いつまでも先生の意見を待ちながらでは成長できないと思い、
今回は自分の思ったように生けてみました。
技術が足りず、自分の思う所でためることができなかったり、といった失敗に落ち込みながら
完成させたのがこちら。
手直し前




















自分では、なかなかの出来栄えかも、と思ったのですが....。
先生の手直し後はこちら。
手直し後




















全然違いますね...。
ただこれ、少しの手直しでここまで美しくなったのです。
一番中心の枝の向きを少し変えて陰陽を修正し、それに合わせて他の枝も少し向きを変え、
花が少なくてさみしいな、という部分に小さな枝を追加したのみ。先生は、ほとんど鋏を入れていません。

このわずかな差が、先生とわたしの大きな差なのだなぁと改めて気づいたお稽古となりました。
2012 年最初のお稽古は自由花。
季節は冬ですが、いけばなでは早くも春の花材を扱う時期になってきます。
今年も可愛らしい花材が届きました。春色


















春を感じさせる、白色、桃色、黄色の組み合わせは
何ともほっとするような、肩の力が抜けてにっこりしてしまうような、
わたしの中では最強の色合わせです。

ゆきやなぎは、撓め(ため)がきかずに折れてしまうため、
どうしても枝ぶりをいかした、そのままの生け方になってしまいます。
曲げたり丸めたりといった、奇をてらうことが難しい花材のひとつです。

ゆきやなぎを上段に、チューリップを中段に、菜の花を下段(げだん)に...と、
おおよその生け方が毎年同じなのですが、春らしさに飽きることはありません。
少しずつ、ゆきやなぎの花が咲いていくのを見るのも楽しみのひとつです。

まだまだ冷え込みが強くなりそうな日が続くと、なおさら春が待ち遠しいです。
自由花

[ 自由花 ]
作成日: 2011/01/12
花材名: ゆきやなぎ, チューリップ(桃), 菜の花
お正月の花

















あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年はいよいよ正教授になるための準備と、その成果が試される年です。

昨年後半のお稽古では、やや気持ちが上の空になってしまったことがありました。
旅行に出かけたり、仲間が増えたり、非日常的な楽しい出来事がたくさんあって、
浮き足だったままお稽古に臨んだのが要因かな、と思っています。

今年は、いけばなのお稽古もいけばな以外のことも...いろんな事を大切にしつつ、
よりいけばなに重きを置いた年にしたいと思っています。

繰り返しで基礎的なお稽古が続くと、どうしてもブログ記事が上げづらいので、
そこはほかの話題でいけばなや花に関する情報を提供できたらと思います。

さて、写真解説です。
最初の写真は本日の盛花の様子。つぼみだった百合や菊が咲き始めました。
もう 1 枚は、姉妹展で使用した花材がまだ綺麗なので、アレンジのように生け替えたものを写しました。
今日も綺麗に咲いています。

それでは、改めまして、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
クリスマスその後

[ 自由花 ]
作成日: 2011/12/29
花材名: バラ(赤),
ポインセチア(白),
ソリダコ, ドラセナ??